【横浜市 FP相談】 介護保険料っていつまで払うの?

こんにちは!

Life住マイル事務局です。

先日、筆者の母より「93歳になる父はいまだに介護保険料を支払っている。今まで一度も使ったことのないのに、いつまで払い続けるのだろう。」と、質問を受けました。
こんな疑問を持っている方、いらっしゃるのではないでしょうか。今回は介護保険料の仕組み、制度のあらましをお話しします。

介護保険制度は平成12年4月から始まった制度で、40歳以上のすべての人が一生涯納める保険料です。生きている間はずっと支払っていくものになり、保障も一生涯です。制度の運営は都道府県ごとの各種自治体で、納付された保険料は国からの公費と合わせて介護が必要になった人のサービスのために使われます。保険料の支払いについては、会社員なら給与から天引きされます。労使折半で会社側が費用の半分を負担する形で、厚生年金や健康保険と同じ仕組みですね。また、65歳以上になると、年金から天引きとなります。

また、保険料の額は所得や加入している健康保険組合によって変動しますが、現在の介護保険料の全国平均は約5,800円ほどです。
ただし、このまま少子高齢化が進むと、数年後には8,000円を超えるとの試算もあります。
仕方ない部分はありますが、やはり高額に感じてしまいますね。ちなみに保険料を滞納してしまった場合は滞納期間に応じて様々なペナルティがあり、保険料が数%引き上げられたり、高度な介護サービスを受ける場合の軽減措置が受けられなかったり、最悪の場合は財産の差し押さえをされてしますケースもあります。支払い忘れには十分気をつけましよう。

高齢者になれば、大病を患うリスクが高まり、体の自由が利かなくなったりして介護保険サービスを受ける人が増えますが、その費用を軽くするために40歳以上の人たちから保険料を集めるのです。実際この制度を利用する時に、その費用の1~2割といった料金負担で済むようになります。これからますます高齢化社会となっていくであろう、日本においては中々ありがたい公的保険制度と言えますね。

まとめると、

介護保険料は40歳以上になれば国民全員が支払うことになる保険料。
所得や加入している健康保険組合によって金額は変わるが、現在の全国平均は5,800円ほど。
保険料は今後値上がりする可能性がある。

支払いは会社員であれば給与から天引き、65歳以上になれば支給される年金からの天引きになる。

制度の概要はこんな形です。

詳しいサービス内容は下記リンクを参照ください。

介護保険あらまし 横浜市