日本の現金預金率の高さは異常!?適切な金融資産の置き場所とは

こんにちは!

Life住マイル事務局です。

本日はあまり知られていない、日本人のお金の置き場所の割合についてです。

日銀は一昨年の12月20日に資金循環統計を発表しました。この統計は簡単にいうと、国内の金融資産・負債の流れを、企業や個人の家計、政府といった経済主体ごとに、かつ金融商品ごとに包括的に記録した統計です。

注目すべきは、この中の家計金融構成部門の結果です。

こちら家計の金融資産がどこに置いてあるかを表したもので、
日銀の調べによると、日本の家計は①現金・預金が54.3%、②債務証券が1.4%、③投資信託4.3%、④株式等が10%、⑤保険・年金・定型保証が27.4%、⑥その他2.7%で構成されています。そして、合計すると個人資産としては約2,000兆円を保有するそうです。この金額はここ30年で2倍になったとのこと。正直あまり実感がありませんよね。

さて本題はここからです。このデータには比較対象としてアメリカのデータも載っています。アメリカも日本と同様に①〜⑥までの金融資産で構成されていますが、それぞれの割合が日本とは大きく異なり、結果として資産合計もかなりの差を生んでいます。
内訳としては、①13.3%、②4.2%、③13.2%、④37.8%、⑤29.0%、⑥2.5%となっています。そして金融資産合計は109.6兆ドルで日本円に換算すると、約1京2,900兆円だそうです。途方もない差がありますね。ちなみに1京は10,000兆円です。
また、先ほど日本はここ30年で資産を2倍にしたとお伝えしましたが、アメリカの場合は7倍近いそうです。
ここまでの差が生まれたのは、資産の置き場所が大きく起因しているといえるでしょう。

日本では現金・預金が全体の半数を超えるのに対し、アメリカは株式が4割、投資信託が1割で合計5割であり、
資産運用という言葉が嫌煙される日本とは対処的に、約半数のお金が運用に回っているアメリカという現実が結果として出ています。

大事なのは、お金を1箇所にまとめておかないこと。

今貯めている、あるいは置いてあるだけの一部でもいいので、運用に回す。
これが物価上昇に耐えることにも老後の資産形成にも効果的な方法となります。

何から始めていいかわからない方は、ぜひ当社までお問い合わせください!